【キャリア相談室】Q&A形式で選手のよくある悩みに答えてみた
皆さん、こんにちは!バスケットボール選手のキャリアサポーター、SEISのミツです。
このブログを通して、私はこれまで様々なテーマで情報発信をしてきました。
キャリアプラン、契約交渉、SNS活用術、そしてセカンドキャリア…
ありがたいことに、日頃から皆さんから、多くのご質問やご相談をいただきます。
「僕の悩みって、他の人も抱えているのかな?」
そう思っている選手もいるかもしれませんね。
ご安心ください。あなたが今抱えている悩みは、多くの選手が経験することです。
私も現役時代、そしてJリーグ入りを目指すクラブで営業をしていた時に、同じような悩みを持つ選手を何人も見てきました。
今回は、そんな選手の皆さんが共通して抱える悩みを、Q&A形式でまとめてみました。
私自身の経験と、プロスポーツ界の裏側を知る視点から、一つひとつ丁寧に、そして少しだけユーモアを交えながら、お答えしていきます。
Q1:コーチや監督と、どう接すればいい?
悩み
「監督とうまくコミュニケーションが取れません。僕の意見を聞いてもらえないし、どうせベンチメンバーだから…と思ってしまい、練習にも熱が入りません。」
ミツからのアドバイス
この悩み、本当に多くの選手が抱えています。
監督やコーチにどう評価されているか分からず、不安になる気持ち、痛いほど分かります。
私も現役時代、監督と話すのが苦手で、いつもビクビクしていました。
でも、考えてみてください。
監督は、あなたのことを「プロ」として見ています。そして、プロには「結果を出す」責任があります。
結果を出していない選手が、監督に意見を言っても、なかなか聞いてもらえないのは当然です。
重要なのは、**「日々の練習で、監督の『信頼』を勝ち取ること」**です。
- 練習は「オーディション」
練習でのあなたの姿勢は、監督にとって、あなたを試合で使うかどうかの重要な判断材料です。
不満を抱えたまま練習に臨むと、パフォーマンスは確実に下がります。 - 聞く耳を持つ
監督やコーチの言葉を、まずは素直に聞いてみましょう。
彼らは、あなたを成長させるための「プロの視点」を持っています。
Q2:SNSの使い方が分からない…炎上が怖くて何も投稿できません
悩み
「ファンサービスも大事だと分かっているんですが、炎上が怖くて、何を投稿していいか分かりません。無難な投稿ばかりになってしまいます。」
ミツからのアドバイス
この悩み、現代のプロ選手にとって、本当に切実な問題ですよね。
SNSは、まるで「地雷原」のようなものです。どこに何が埋まっているか分からず、怖くて一歩も踏み出せない気持ち、分かります。
でも、安心してください。
SNSは「危険な場所」であると同時に、あなたの「最強の武器」でもあります。
重要なのは、**「プロとしての自分と、一個人としての自分を、分けて考える」**ことです。
- 発信の目的を明確にする
SNSでのあなたの発信は、すべて「プロとしての自分」をアピールするためのものです。
「ファンに喜んでもらう」「チームの魅力を伝える」という目的を忘れなければ、炎上するような投稿は自然と減ります。 - 非公開アカウントの活用
「愚痴を言いたい!」「プライベートなことを話したい!」そんな時は、ごく親しい友人のみがフォローしている非公開アカウントで思いっきりガス抜きをしてください。公の場とプライベートを使い分けることが、賢いSNS活用術です。
※ただし、非公開アカウントの活用はオススメはしません。やはり、情報はどこからどう漏れるか分かりません。
非公開アカウントといえども、その親しい友人が内容を暴露したりすると大変なことになります…。
ガス抜きのため手に非公開アカウントを使う場合、細心の注意は必要です!
Q3:バスケ以外で、何をすればいいか分かりません
悩み
「バスケばかりやってきたので、バスケ以外の趣味や、将来の夢がありません。引退後のことを考えると不安になります。」
ミツからのアドバイス
この悩みは、多くのプロ選手が抱える、最も根深い問題かもしれません。
僕も選手時代、「サッカーしかできない自分」に、漠然とした不安を感じていました。
でも、考えてみてください。
バスケで培った経験は、引退後の人生で大きな武器になります。
**「バスケを別の角度から見る」**という発想を持ってみましょう。
- バスケを「ビジネス」の視点から見る
あなたは、バスケを「する」だけでなく、「教える」「広める」「ビジネスにする」ことができます。 - あなたのバスケスキルは、まるで「特別なスパイス」です。
今はそれを料理(バスケ)に使うことしか考えていないかもしれませんが、引退後は、そのスパイスをどうやって新しい料理(仕事)に使うか考える時です。
Q4:契約更新の時期が近づくと、不安で眠れません
悩み
「毎年、契約更新の時期が近づくと不安で仕方ありません。自分の年俸が妥当なのか分からないし、このままチームにいられるか心配です。」
ミツからのアドバイス
この悩みは、プロ選手の皆さんにとって、最も精神的な負担が大きい問題ですよね。
ただ、契約交渉というのは、あなたの**「市場価値」**を客観的に評価する、大切な機会です。
**「交渉は、相手との対話であり、自分の価値を伝える場である」**という意識を持ちましょう。
- 自分の価値を理解する
自分のスタッツだけでなく、チームへの貢献度、ファンからの人気、将来性など、自分の価値を多角的に分析してみましょう。 - 第三者の視点を持つ
客観的な視点を持つことは、非常に重要です。
家族や友人、そして僕のようなキャリアサポーターに相談することで、一人では気づけなかった自分の価値を発見できるかもしれません。
まとめ:あなたの悩みは、あなたの「強み」になる
いかがでしたでしょうか。
今日、私がお答えした悩みは、すべて選手たちが「成長するための課題」でもあります。
- 監督との関係: 信頼を勝ち取るためのプロ意識
- SNS: 自己ブランディングのためのセルフプロデュース力
- キャリアへの不安: 未来を切り拓くための先見性
- 契約交渉: 自分の価値を把握するためのビジネス的視点
これらはすべて、あなたがプロとして、そして一人の人間として成長するための「チャンス」なのです。
もし、今日お話しした内容以外にも、一人で抱え込んでいる悩みがあれば、ぜひ一度僕にご相談ください。
あなたの「強み」を見つけ、未来を切り拓くためのサポートを全力でさせていただきます。
私はJBAのエージェント登録がまだなので…
※「当サイトは、個別の契約交渉や法的アドバイスを行うものではなく、一般的な情報提供を目的としています」
※あくまで「選手自身が交渉に臨むための知識を身につける」ための情報提供を主体としています。