引退後の人生は「プロキャリアの延長線上」にある
皆さん、こんにちは!バスケットボール選手のキャリアサポーター、SEISのミツです。
「引退した後の人生って、どうなるんだろう…?」
現役選手の皆さんの中には、そんな漠然とした不安を抱えている方もいるかもしれません。
テレビで引退会見を見て、「ついにこの日が来たか…」と、どこか他人事のように思っている人もいるでしょう。
しかし、その日は突然やってきます。
「引退」は、アスリートにとって一つの「終わり」かもしれません。
でも、本当にそうでしょうか?
私がこれまで、多くのプロ選手やスポーツビジネスに関わる方々と接してきて思うのは、引退後の人生は、決してプロキャリアの「終わり」ではなく、「延長線上」にあるということです。
プロの世界で培った経験やスキルは、あなたが思っている以上に、引退後の人生で大きな価値を生み出す「最強の武器」になります。
今回は、そんな引退後の人生を豊かにするための考え方と、今からできる3つの準備について、僕自身の経験と、Jリーグ入りを目指すクラブでの営業経験から、具体的にお話ししていきます。
1. 引退という「節目」をどう捉えるか
多くの選手が引退をネガティブに捉えがちですが、発想を少し変えてみましょう。
引退は、まるで「ゲームのクリア」のようなものです。
「プロアスリート」という壮大なミッションをクリアし、次のステージに進むための「リスタート地点」だと考えてみてください。
次のステージでは、新しい職業、新しい人間関係、新しい挑戦があなたを待っています。
しかし、ゲームと同じで、何の準備もせずに次のステージに進むと、あっという間に「ゲームオーバー」になってしまいます。
引退後の人生を成功させるためには、現役時代から入念な準備が必要です。
2. 引退後の人生を豊かにするための3つの準備
では、具体的にどんな準備をすればいいのでしょうか。
準備① 「引退後の自分」を具体的に想像する
引退後のキャリアを考える上で、最も重要なのは「自己分析」です。
「自分はバスケ以外に何ができるんだろう?」
この問いに答えられない選手は多いです。
- 自己分析のヒント:
- 好きなこと: バスケ以外で、時間を忘れて熱中できることは何ですか?
- 得意なこと: バスケ以外で、人から「すごいね」と褒められることは何ですか?
- やりたいこと: どんな仕事をしたいか、どんな場所で暮らしたいか、漠然としたものでも構わないので、想像してみましょう。
- 選手としてのあなたは、まるで「高性能の戦闘機」です。
引退は、その戦闘機を「どこに、どうやって着陸させるか」を決める作業です。
着陸地点(次の仕事)を決めず、燃料(お金)も気にせず飛び続けていると、どこかで墜落(ゲームオーバー)してしまうかもしれません。
準備② 「選手」ではない、新しい「自分」を創る
プロ選手であるあなたは、周囲から「〇〇選手」というフィルターを通して見られています。
しかし、引退後はそのフィルターがなくなります。
引退後に必要になるのは、「〇〇選手」ではなく、「一人の社会人」としてのスキルです。
- 身につけるべきスキル:
- コミュニケーション能力: チームメイトやコーチだけでなく、様々な分野の人と円滑にコミュニケーションを取る能力。
- マネーリテラシー: 自身の収入や資産を管理し、将来の生活設計を立てる能力。
- セルフプロデュース力: 自分の強みや価値を、言葉で明確に伝える能力。
これらは、選手として活躍する上でも不可欠なスキルです。
現役時代から意識することで、引退後もスムーズに新しいキャリアをスタートさせることができます。
準備③ 「バスケの外」に人脈を広げる
プロの世界では、チームメイトや関係者との出会いが中心になります。
しかし、引退後の人生を切り拓くためには、バスケ以外の分野で活躍する人たちとの繋がりが不可欠です。
- 人脈作りのヒント:
- SNS: 積極的にSNSを活用し、様々な分野の人をフォローしたり、コメントしたりしてみましょう。
- 勉強会や交流会: 興味のある分野の勉強会や交流会に参加してみる。
- 友人の紹介: 友人の知り合いに、興味のある分野で活躍している人がいないか聞いてみる。
僕もJリーグ入りを目指すクラブの営業部長として、多くのビジネスパーソンと出会いました。
その人脈が、今こうしてバスケットボール選手のキャリアサポートを始めるきっかけになりました。
3. まとめ:あなたの「最強の武器」は、引退後にこそ輝く
いかがでしたでしょうか。
引退後の人生は、決して「終わり」ではありません。
- 「プロ生活で得た経験」
- 「引退後に向けた準備」
この二つを掛け合わせることで、あなたのキャリアは、引退後もさらに輝き続けます。
もし「どうやって自己分析をすればいいか分からない」「人脈作りってどうすればいいの?」といったお悩みがあれば、一人で抱え込まずに、ぜひ一度私にご相談ください。
あなたの「最強の武器」を見つけ、引退後の人生をより豊かにするための「人生のパートナー」として、全力でサポートできることを心から願っています。
私はJBAのエージェント登録がまだなので…
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