プロ選手が知っておくべき「メディア対応」の基本

皆さん、こんにちは!バスケットボール選手のキャリアサポーター、SEISのミツです。

試合後のヒーローインタビュー。

「今日の勝利はチームのおかげです。次も頑張ります。」

うん、もちろん素晴らしいコメントです。
でも…もしあなたが、もう少しだけ、自分の言葉で話せたら、どうなるでしょうか?

メディア対応は、多くの選手が苦手意識を持っている分野かもしれません。

「何を話せばいいか分からない」 「変なことを言ってしまったらどうしよう…」

そう思っている選手もいるでしょう。しかし、メディアは決して「敵」ではありません。

メディアは、あなたのプレーや想いを、何万人ものファンに届けてくれる「最強の味方」です。

今回は、私がJリーグ入りを目指すクラブの営業部長として培った経験から、プロ選手が知っておくべき「メディア対応」の基本について、具体的にお話ししていきます。

1. なぜプロ選手はメディア対応を頑張るべきなのか?

「メディア対応なんて面倒くさい」と感じる選手もいるかもしれませんが、実はこれには大きなメリットがあります。

  • メリット① あなたの価値が高まる
    • クラブでの経験: 選手が自分の言葉で熱く語るインタビュー記事は、ファンに深く刺さります。すると、その選手の人気が上がり、ユニフォームやグッズの売上にも繋がっていきます。つまり、メディアを通じてあなたの「市場価値」はどんどん高まっていくのです。
  • メリット② チームの価値が高まる
    • チームの広告塔: あなたがメディアで魅力的なコメントをすることで、チームのブランドイメージも向上します。メディアはあなたのチームを「面白い」「注目すべき」と感じ、より多くの人にチームの魅力を伝えてくれるようになります。
  • メリット③ 信頼関係が生まれる
    • メディアとの関係性: 記者は、いつも親切に対応してくれる選手のことを覚えています。良好な関係を築くことで、あなたの想いがより正確に、より魅力的に記事にしてもらえるようになります。

2. 「もう怖くない!」メディア対応の3つのコツ

メディア対応が苦手な選手でも、これさえ知っておけば大丈夫です。

コツ① 試合の「振り返り」を準備しておく

試合後、頭が真っ白になってしまうのは当然です。
そんな時は、事前に簡単な「振り返り」を準備しておきましょう。

  • 試合前の準備: 試合に臨む上で意識したこと、目標など。
  • 試合後の振り返り: 勝利したなら「チームとして良かった点」、負けたなら「個人として反省するべき点」など。

これらを事前に頭の中で整理しておくだけで、落ち着いて質問に答えることができます。

コツ② 「結論から話す」を意識する

インタビューで何を話せばいいか分からない時、ついつい話が長くなってしまいがちです。

  • ダメな例: 「今日の試合は…えーっと、相手が強くて…いや、でも僕たちの練習も、あの、結構ハードで…」
  • 良い例: 「今日の勝利は、チーム全員で守備を頑張った結果だと思います。」

まずは結論から話し、その後に具体的なエピソードを付け加えることで、あなたのコメントはより分かりやすく、力強いものになります。

コツ③ 記者を「最高のファン」だと思う

これは、私が選手に伝えるであろう、ちょっとした「おまじない」です。

  • 記者もファン: 記者は、仕事で来ているとはいえ、バスケが好きな人がほとんどです。
  • 例え話
    記者は、まるで「あなたのことを知りたい、最高のファン」だと思うようにしましょう。
    彼らは、あなたの想いを誰よりも知りたいと願っています。

そう考えると、少し気が楽になりませんか?

3. まとめ:メディア対応は「あなたの未来」を創る

いかがでしたでしょうか。

メディア対応は、決して面倒なものではありません。

  • メディアを味方につけ、
  • あなたの価値を高め、
  • あなたの想いをファンに届ける。

これは、あなたのキャリアをより豊かにし、引退後の人生にも繋がっていく、とても大切なスキルです。

もし「どう話せばいいか分からない」「自分のコメントがこれでいいか不安だ」といったお悩みがあれば、一人で抱え込まずに、ぜひ一度私にご相談ください。

あなたの想いを最大限に引き出し、ファンに届けるための「人生のパートナー」として、全力でサポートできることを心から願っています。

私はJBAのエージェント登録がまだなので…
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